2018年度秋期キリスト教教育強調週間の報告

Date:2018.10.31

2018年10月30日に2018年度秋期キリスト教教育強調週間を行いました。講師の新免貢先生(宮城学院女子大学教授、同宗教センター長、全国チャプレン会会長)が「生きていたことの証明書」と題して、オウム真理教の事件に関する諸問題、そしてメインのテーマである発達障がいついてお話しくださいました。特に、宮城県で起こった発達障がいの生徒の自死をめぐるいじめの問題については、いじめられる側の問題として事柄がクローズアップされ、解決策もいじめられる側の問題に収斂されてしまい、いじめる側の問題として事柄が捉えられておらず、いじめる側に対して真剣な取り組みが十分になされていない現状を問い直そうとする思いが語られました。「発達障がい」はわたしたち自身にとっても、大学にとっても、とても身近な課題であることを改めて学ぶことのできる機会でした。

パトス(情熱)溢れるお話しをしてくださった新免先生に感謝の意を表したいと思います。