酪農学園大学のキリスト教教育

建学の精神に立脚して

私学には「建学の精神」があります。それは学校の存在意義を一言で表す理念です。 キリスト教主義大学である酪農学園大学の建学の精神は「神を愛し、人を愛し、土を愛す」ことからなる「三愛精神」(三愛主義)です。 「三愛精神」は日本のキリスト教学校の中にあってもきわめてユニークなものです。新約聖書の福音書に「神を愛し、隣人を愛す」ことを最重要の教えとする「黄金律」(マルコ福音書12章28−34節)と呼ばれるイエスの言葉があるのですが、酪農学園大学はこの「黄金律」(神を愛し、人を愛し)に「土を愛す」を加えた「三愛精神」を掲げているからです。 また、酪農学園大学には建学の精神に基づく実学教育を実践する理念として「健土健民」の思想があります。「健土健民」は「健やかな大地が健やかな人を育む」という思想であり、「三愛精神」の「土を愛す」から発した農学系大学としての本学の特質を的確に表す理念です。ここに「宗教者であり、科学者であり、農民であることを人間の完成形とする」思想が確立されるとされる所以です。 キリスト教の精神に基づく「三愛精神」と「健土健民」は酪農学園大学が拠って立つ精神的支柱であり、本学の比類なき存在意義を社会に知らしめる指標です。本学はキリスト教の精神に基づく建学の精神に堅く立ち、農・食・環境・獣医学という「生命」と関わる教育と研究に果敢に取り組み、「三愛精神」と「健土健民」を体現する自立した社会人を育成、輩出していくことをその教育の目標としています。

酪農学園大学のキリスト教教育

酪農学園大学の教育の基盤となるのはキリスト教教育です。酪農学園大学のキリスト教教育は、三つの「知る」ことを目標としています。 酪農学園大学のキリスト教教育は以下の三つの「知る」ことから成り立っています。
1.知性的に「知る」キリスト教学Ⅰ・キリスト教学Ⅱ ➞ キリスト教に学問的に接近する
2.精神的に「知る」大学礼拝・キリスト教行事 ➞ キリスト教の精神に触れる
3.体験的に「知る」学外研修・ゲストとの交流 ➞ キリスト教の文化を経験する
長所と短所を含めてキリスト教を知ることを心がけキリスト教を自分自身の立場から検証してみてください。

教育内容

礼拝
大学礼拝
本学では授業期間中の毎週火曜日2限(10時40分~12時10分)に黒澤記念講堂で大学礼拝が行われています。 この時間には大学では授業等は行われませんので、全学生が出席できるように配慮されています。 なお、建学の精神を体験する一環として、1年生には毎週の礼拝出席を奨励しています。
キリスト教行事
行事
ゲストとの交流
交流