酪農学園大学のキリスト教活動は、キリスト教教育委員会が主体となって行われます。宗教主任、キリスト教学担当教師の他、各学科から選ばれた教員によって構成され、大学礼拝や様々なキリスト教活動を計画・運営しています。

キリスト教学教員

二名のキリスト教学教員(内一名が宗教主任)がキリスト教学の授業を担当しながら、大学のキリスト教活動を進めています。

宗教主任 小林 昭博(循環農学類・キリスト教応用倫理学研究室教授)

酪農酪農学園大学のキリスト教学担当教員の小林昭博です。酪農学園大学がキリスト教主義大学だということを知らずに入学し、礼拝形式の入学式に出席して驚いている学生もいることと思います。 また、授業期間に合わせて毎週火曜日の2限(10時40分~12時10分)に大学礼拝が行われていますので、礼拝に出席して、実際に宗教に触れてみて不思議な気持ちになっているかもしれませんが、様々な行事を通してキリスト教に触れるなかで徐々に慣れてくると思います。 大学のキリスト教活動はキリスト教委員会によって計画、運営されていますが、大学の構成員である学生や教職員のひとりひとりがその担い手でもあります。 その意味でも、消極的にキリスト教に関わるのではなく、礼拝の聖歌隊で一緒に合唱したり、クリスマスにリースを手作りしてみたりして、積極的にキリスト教を経験してみてください。 自分から関わってみることで、大学の建学の精神である「三愛主義」(神を愛し、人を愛し、土を愛する)を理念としてだけではなく、実学として知ることができるのではないでしょうか。 わたしは現在は大学の宗教主任を務めていますが、農食環境学群循環農学類のキリスト教応用倫理学研究室の教員でもあります。専門は新約聖書学という学問なのですが、新約聖書を中心とした古代のギリシャ語文献を読解しつつ、ジェンダーやセクシュアリティといった現代的な課題、多様な社会的課題とも向き合い、聖書やキリスト教の現代的な意義を考えることを試みています。 とはいえ、真面目なだけでは学生も教員も疲れてしまいます。何気ない雑談や息抜きもとても大切です。気軽に研究室(ゼミ室)や宗教主任室を訪ねてください。キャンパスライフのなかでホッとできる時間を共有したいと願っています。みなさん、ヨロシク!

髙橋 優子(獣医看護学類・動物と人の関係学ユニット教授)

髙橋優子 准教授 キリスト教を信じている人は世界人口の3分の1くらいいます。そしてキリスト教の正典のひとつである旧約聖書の影響の下に成立したアブラハムの宗教(ユダヤ教・キリスト教・イスラム教)を信じる人は世界人口の半分以上います。人口が多ければ偉い、というわけではありませんが、世界を理解するために聖書やキリスト教が重要な要素だということはできるでしょう。 そもそも大学という制度自体が中世ヨーロッパにおいてキリスト教神学を研究するために成立しました。ラテン語を話すボヘミアンがヨーロッパ各地を放浪して議論を交わしたことが始まりでした。有名なオックスフォードもケンブリッジも、ハーバードやイェールやプリンストンも、はじまりは神学部です。つまり、キリスト教学は大学の産みの親なのです。皆様には大学に入った者として、キリスト教に触れる機会を充分に利用し、教養を深めていただきたいと願っております。

黒澤記念講堂1階事務室担当

黒澤記念講堂の管理や大学礼拝等の運営に関わる事務室です。
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