2022年度秋期キリスト教教育強調週間の案内
Date:2022.10.19
2022年度秋期キリスト教教育強調週間
2022年10月19日
キリスト教委員会
2022年度秋期キリスト教教育強調週間は、新型コロナウイルス感染防止対策を徹底するために、リモート形式(オンデマンドの動画配信)で行います。
今回の強調週間では日本キリスト教団名寄教会牧師の日向恭司先生をお迎えし、「イエスとは何者か――『思想及び良心の自由』をめぐってキリスト教について考える」と題してお話しいただきます。日本の大学では1960年代からカルト宗教の被害が生じ、特にキリスト教主義大学では、大学の掲げるキリスト教主義を隠れ蓑にして、「キリスト教系カルト宗教」が入り込みやすかったこともあり、その対応に苦心してきた歴史があります。講師の日向先生はご自身が教育大に在学中に統一教会に入信して2年間活動をしたのですが、統一教会から脱会し、その後にキリスト教を学び直し、統一教会の信者の脱会活動に力を注いで来られました。その後に日本キリスト教団の牧師となり、複数の教会と北海教区幹事として働かれ、その間も特に教区幹事としてカルト宗教の問題と関わって来られました。そこで、今回の強調週間では、日向先生ご自身の経験をも踏まえて、「イエスとは何者か」という主題を通じて、本学が掲げるキリスト教の要諦をお話しいただき、学生と教職員がキリスト教について正確に知る機会にしたいと考えています。そして、そこからさらに副題にもある「『思想及び良心の自由』をめぐってキリスト教について考える」という内容から、カルト宗教の問題や思想や良心の自由についても一緒に考える機会にしたいと願っています。