2024年度後学期第7回(2024年11月5日)大学礼拝動画の配信

Date:2024.11.05

2024年度後学期第7回大学礼拝

【大学礼拝動画の配信】

2024年11月5日の大学礼拝動画の配信をします。

視聴にさいしては、以下のリンク(Google Drive)をクリックしてください。

https://drive.google.com/file/d/1XLbVSRpamRn2i-icYUiAOHwXgkj8bAsP/view?usp=sharing

 

 

【本日の聖書】

ヨハネによる福音書5章9b−13節

【新共同訳聖書】

 9bその日は安息日であった。 10そこで、ユダヤ人たちは病気をいやしていただいた人に言った。「今日は安息日だ。だから床を担ぐことは、律法で許されていない。」 11しかし、その人は、「わたしをいやしてくださった方が、『床を担いで歩きなさい』と言われたのです」と答えた。 12彼らは、「お前に『床を担いで歩きなさい』と言ったのはだれだ」と尋ねた。 13しかし、病気をいやしていただいた人は、それがだれであるか知らなかった。イエスは、群衆がそこにいる間に、立ち去られたからである。

 【本日の奨励】

「人を貶めることを生き甲斐としない――安息日遵守の意義」
小林昭博(宗教主任)

 本日の聖書にはベトザタの池の癒しの物語の後日談が記されています。この奇跡が行われたのは安息日であり、医療行為は安息日に禁じられている労働に当たるため、律法に厳格なユダヤ人たちが難詰し始めたのです。安息日の規定は現代の労働基準法の先駆けでもあり、現代の社会福祉に相当する観点から作られた法です。しかし、そのような素晴らしい法であっても、運用する人たちの恣意によって、本来の法の精神が曲げられてしまっていたのです。安息日は心身に休息を得させ、癒しをもたらすものだったはずですが、実際には人から幸福や安心を奪ってしまっていたということです。宗教、政治、社会が一体になっていた古代世界において、安息日の本当の意味を忘れ、――正当な批判ではなく――人に難癖をつけて貶める生き方をイエスは批判しているのです。わたしたちも「人を貶めることを生き甲斐としない」歩みをしていきたいと心から願うばかりでです。

礼拝動画の視聴にさいしては、以下のリンク(Google Drive)をクリックしてください。

https://drive.google.com/file/d/1XLbVSRpamRn2i-icYUiAOHwXgkj8bAsP/view?usp=sharing