2024年度前学期第15回(2024年7月23日)大学礼拝動画の配信
Date:2024.07.23
2024年度前学期第15回大学礼拝
【大学礼拝動画の配信】
2024年7月23日の大学礼拝動画の配信をします。
視聴にさいしては、以下のリンク(
https://drive.google.com/file/d/1COnaBfYyrfrt4bhq6ytUM9EMOYOTxPNE/view?usp=sharing
【聖歌隊のさんび(歌声は上のリンクの動画で)】
【本日の聖書】
ヨハネによる福音書4章43−45節
【新共同訳聖書】
43二日後、イエスはそこを出発して、ガリラヤへ行かれた。 44イエスは自ら、「預言者は自分の故郷では敬われないものだ」とはっきり言われたことがある。 45ガリラヤにお着きになると、ガリラヤの人たちはイエスを歓迎した。彼らも祭りに行ったので、そのときエルサレムでイエスがなさったことをすべて、見ていたからである。
【本日の奨励】
「歓待と冷遇――イエスの故郷」
小林昭博(宗教主任)
本日の聖書において、サマリアから出発してガリラヤに戻ったイエスは歓迎されます。並行記事(マルコ6:1−6//マタイ13:53−58//ルカ4:16−30)では、イエスは郷里ガリラヤのナザレで冷遇されていますので、共観福音書(マタイ、マルコ、ルカ)と第四福音書(ヨハネ)では反応が違います。しかし、注意深く読むと、ヨハネ福音書はナザレとは言っていませんので、イエスは故郷ナザレではなく、イエスを最初に受け入れたガリラヤ湖畔のカファルナウムに赴いたという状況が浮かびます。ガリラヤの人たちがイエスを歓迎したのはイエスの奇跡を見たからだとヨハネ福音書は伝えます。もっとも、ここで人々はイエスを歓待するのですが、やがてその評価は二分し、イエスを熱く歓迎した人たちの情熱も冷め、イエスを冷遇するようになります。ヨハネはこのような熱しやすく冷めやすい状況を「見ないのに信じる人は、幸いである」(ヨハネ20:29)と諌めます。「奇跡/徴」(σημεῖονセーメイオン)のような力を頼みにすることではなく、「愛」(ἀγάπηアガペー)という本質を見極めることこそが、一時の感情に流されずに、信じる道をまっすぐに歩き続けることにつながるのです。相互を大切な存在として歓待する本学の歩みを続けていきましょう。
礼拝動画の視聴にさいしては、以下のリンク(
https://drive.google.com/file/d/1COnaBfYyrfrt4bhq6ytUM9EMOYOTxPNE/view?usp=sharing