2024年度前学期第10回(2024年6月18日)大学礼拝動画の配信
Date:2024.06.18
2024年度前学期第10回大学礼拝
【大学礼拝動画の配信】
2024年6月18日の大学礼拝動画の配信をします。
視聴にさいしては、以下のリンク(
https://drive.google.com/file/d/1_YvAUHWD5rb07P5Yrki89fUMl1TC7NKH/view?usp=sharing
【奨励をする三浦照男先生】
【本日の聖書】
イザヤ書2章4−5節
【新共同訳聖書】
4 主は国々の争いを裁き、多くの民を戒められる。
彼らは剣を打ち直して鋤とし 槍を打ち直して鎌とする。
国は国に向かって剣を上げず もはや戦うことを学ばない。
5 ヤコブの家よ、主の光の中を歩もう。
【本日の奨励】
「多様な社会インド――共生と平和」
三浦照男(インド・サムヒッキンボトム農工科学大学教授)
「インド独立の父」と敬われているマハトマ・ガンジー自身はヒンドゥー教徒でありましたが、「カーストによる身分差別の概念を否定し、多宗教と多民族の共生と平和を願い、インド独立のためのインド憲法をつくりました。近年においてインド政府政権与党は「ヒンドゥー教の国」として憲法を改定する動きがありましたが、8割の総人口がヒンドゥー教であるにもかかわらず、6月の総選挙において大半のインド国民はヒンドゥー至上主義を否定した形となりました。一つの宗教や民族を優先することで、大規模な紛争が起こり、国家が分断されて辛い禍根を残すことになってしまった経験がインドにはあるのです。
世界に目を向ければ多様な社会の平和共存を否定するが故に、戦争が起き、多くの尊い命が失われています。そのような悲惨な状況をなくすには何をするべきなのか、私たち一人一人が考える必要があるのです。私たちインドのプロジェクトでは「村を元気にする」プロジェクトを展開しています。食べものづくりは農村住民と都会の人々を結ぶ重要な平和をつくる仕事と考えています。
「剣を打ち直して鋤とし、槍を打ち直して鎌とする」(イザヤ書2章4−5節)の言葉が浮かびます。もう一度この言葉の意味をかみしめ、分断や争いではなく、多様性豊かなインドで平和共存のための活動に皆さんも参加してみませんか。
礼拝動画の視聴にさいしては、以下のリンク(
https://drive.google.com/file/d/1_YvAUHWD5rb07P5Yrki89fUMl1TC7NKH/view?usp=sharing