2024年1月23日の大学礼拝動画の配信(2023年度最終礼拝)
Date:2024.01.23
2023年度後学期第15回大学礼拝
【大学礼拝動画の配信】
2024年1月23日の大学礼拝動画の配信をします。
視聴にさいしては、以下のリンク(
https://drive.google.com/file/d/1eP2vnkS05ZgHGYq-8JSnI_q5SI8MZkam/view?usp=sharing
【本日の聖書】
ヨハネによる福音書4章1−6節
【新共同訳聖書】
1さて、イエスがヨハネよりも多くの弟子をつくり、洗礼を授けておられるということが、ファリサイ派の人々の耳に入った。イエスはそれを知ると、 2――洗礼を授けていたのは、イエス御自身ではなく、弟子たちである―― 3ユダヤを去り、再びガリラヤへ行かれた。 4しかし、サマリアを通らねばならなかった。 5それで、ヤコブがその子ヨセフに与えた土地の近くにある、シカルというサマリアの町に来られた。 6そこにはヤコブの井戸があった。イエスは旅に疲れて、そのまま井戸のそばに座っておられた。正午ごろのことである。
【本日の奨励】
「社会の境界線を超えるイエス」
小林昭博(宗教主任)
ヨハネ4:1−6はイエスが故郷のガリラヤに戻るさいに、途中でサマリアで休憩したときの逸話の冒頭を飾るテクストです。サマリア人とユダヤ人との間の歴史的事情については、2024年度の最初の礼拝で詳述しますが、双方は犬猿の仲、しかも近親憎悪的な仲の悪さを持っていました。ですから、ユダヤ人はサマリアを通ることなどなく、サマリア人もユダヤに赴くことはありませんでした。しかし、今日のテクストにおいても、いつもながらですが、イエスは全く気にする素振りもなく、サマリアに入り、そこで座って休んでいたというのです。しかもひとりきりで。イエスはこのように縦横無尽に社会的な境界線や文化的な境界線を突破します。イエスを見ていた人たちは、そのように人が勝手に引いた「社会の境界線を超えるイエス」に驚き、そのようなイエスの姿にも神の子の姿を見ていたのではないでしょうか。
礼拝動画の視聴にさいしては、以下のリンク(
https://drive.google.com/file/d/1eP2vnkS05ZgHGYq-8JSnI_q5SI8MZkam/view?usp=sharing