2023年11月28日のアドヴェント礼拝動画の配信

Date:2023.11.28

2023年度後学期第10回大学礼拝

アドベント礼拝

【大学礼拝動画の配信】

2023年11月28日の大学礼拝動画の配信をします。

視聴にさいしては、以下のリンク(Google Drive)をクリックしてください。

https://drive.google.com/file/d/1U4FByXPGJdo2G-6_2-in7PpQaFZAHQgY/view?usp=sharing

 

【本日の聖書】

ルカによる福音書1章26−38節

【新共同訳聖書】  

 26六か月目に、天使ガブリエルは、ナザレというガリラヤの町に神から遣わされた。27ダビデ家のヨセフという人のいいなずけであるおとめのところに遣わされたのである。そのおとめの名はマリアといった。28天使は、彼女のところに来て言った。「おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる。」29マリアはこの言葉に戸惑い、いったいこの挨拶は何のことかと考え込んだ。30すると、天使は言った。「マリア、恐れることはない。あなたは神から恵みをいただいた 31あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさい。32その子は偉大な人になり、いと高き方の子と言われる。神である主は、彼に父ダビデの王座をくださる。33彼は永遠にヤコブの家を治め、その支配は終わることがない。」34マリアは天使に言った。「どうして、そのようなことがありえましょうか。わたしは男の人を知りませんのに。」35天使は答えた。「聖霊があなたに降り、いと高き方の力があなたを包む。だから、生まれる子は聖なる者、神の子と呼ばれる。36あなたの親類のエリサベトも、年をとっているが、男の子を身ごもっている。不妊の女と言われていたのに、もう六か月になっている。37神にできないことは何一つない。」38マリアは言った。「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように。」そこで、天使は去って行った。

【本日の奨励】

「待ち望むアドヴェント――苦難から希望へ」
朴 美愛(学園宗教主事)

 今日は大学のアドヴェント礼拝です。Advent (待降節)とはクリスマス前に主イエスの誕生を待ち望む4週間のことです。この言葉はラテン語のAdventusから来た『到来』の意味があり、『主イエスの到来』のことです。そしてadventure(冒険)と同じ語源であります。2千年よりももっと前、ローマ帝国に支配されていたユダヤの民は苦難の中で何の希望もなく日々を過ごしていました。唯一の希望があるならば、先祖代々から伝えられてきた「見よ、おとめがみごもって、男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる」(イザヤ書7章14節)など、民のための『救い主の到来』と『誕生』の預言でした。
そして、『救い主』を待ち望むことに何百年も過ぎていました。そんなある日、マリアは天使から『受胎告知』を伝えられました。ありえないことに婚約中のマリアは恐れて、戸惑っていたことは当然のことです。この言葉を受け入れることはあらゆる苦難が伴うマリアの『冒険』です。しかし、マリアは「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように」(1章38節)と、苦難の道を召命として、従うことにしました。なぜなら、イエスの誕生は『救い』という希望へと世を導くからです。『受胎告知』の出来事は自分自身を「身分の低い」と述べ、特別なことや優れたことも何もなかったナザレという小さな町の平凡なおとめマリアを通して実現されました。
世の中があらゆる面で絶望的な厳しい現実に直面しています。私たちの周りを見ても希望よりは絶望が多いのが現実かも知れません。しかし、希望を生み出すのは絶望です。酪農学園の『建学の精神』である「三愛主義」も絶望的な環境で生まれたのです。厳しい現実だからこそ、『希望』を抱いて、前に進んだのです。苦難から希望へと導き、『救い主』を待ち望むアドヴェントです。世の中に希望を齎す主イエスの誕生を待ち望みましょう! そして、私たちも誰かに『救い』を、『希望』を与える存在でありますように祈り願います。

 

礼拝動画の視聴にさいしては、以下のリンク(Google Drive)をクリックしてください。

https://drive.google.com/file/d/1U4FByXPGJdo2G-6_2-in7PpQaFZAHQgY/view?usp=sharing