2023年度後学期第9回大学礼拝

【大学礼拝動画の配信】

2023年11月21日の大学礼拝動画の配信をします。

視聴にさいしては、以下のリンク（Google Drive）をクリックしてください。

https://drive.google.com/file/d/1eRrBtiQ8b_tjwFrkO6vf98UVaLs6Rmo3/view?usp=sharing

【本日の聖書】

ヨハネによる福音書3章31節

【新共同訳聖書】　　

　31「上から来られる方は、すべてのものの上におられる。地から出る者は地に属し、地に属する者として語る。天から来られる方は、すべてのものの上におられる。

【本日の奨励】

「天・地・人――循環農法と聖書」

小林昭博（宗教主任）

　本日の聖書はヨハネ3：11−13のイエスの証言を再び取り上げ、洗礼者ヨハネが地から出た預言者であるのに対して、イエスは天から降臨したキリスト（メシア）であることを強調しています。この背後には古代世界の二元論に基づく世界を天と地に二分する世界観および人間を天と地に二分する人間観が存在しています。このような世界観と人間観は現代世界からすると神話として理解されるものですが、神話には価値がないと考えしまうのは現代人の思い込みであり、神話は古の先人が世界とは何か、人間とは何かを探究した結実であり、そこに普遍的な真理性が見出されるからこそ、現代まで語り継がれてきたのだと言えます。そして、酪農学園大学においてヨハネ3：31を再読すると、「天・地・人」からなる世界観と人間観は学園創立者の黒澤酉蔵初代学園長が聖書とキリスト教から創出した循環農法図の神話的な世界観と人間観と重なるように思えます。そして、それは酪農学園が目指すSDGsに適合した次世代循環社会モデル図の作成ＷＧが循環農法図を再解釈して作成した新モデル図に継承されています。

礼拝動画の視聴にさいしては、以下のリンク（Google Drive）をクリックしてください。