2021年4月13日大学礼拝(リモート礼拝)のお知らせ

Date:2021.04.12

2021年度前学期第1回

大学礼拝(リモート礼拝)

礼拝動画の配信

 

聖書とメッセージの動画の視聴にさいしては、以下のリンク(Google Drive)をクリックしてください。

https://drive.google.com/file/d/1k6Ki74oheBdgUxTcHjV_2DT5stpyCktU/view?usp=sharing

 

 

聖書 ヤコブの手紙5章1−3節

奨励 「本当に大切なものを追い求める」小林昭博(宗教主任)

 

【本日の聖書】

ヤコブの手紙5章1−3節

【新共同訳聖書】

1富んでいる人たち、よく聞きなさい。自分にふりかかってくる不幸を思って、泣きわめきなさい。2あなたがたの富は朽ち果て、衣服には虫が付き、3金銀もさびてしまいます。このさびこそが、あなたがたの罪の証拠となり、あなたがたの肉を火のように食い尽くすでしょう。あなたがたは、この終わりの時のために宝を蓄えたのでした。

 

【本日の奨励】「本当に大切なものを追い求める」

2021年度前学期は2020年度後学期の大学礼拝から続く新約聖書のヤコブの手紙を順序立てて解説する講解説教の形式で奨励を行い、ヤコブ書を読み終えた後はパウロのフィリピの信徒への手紙を読んで参ります。
ヤコブ5:1−3はヤコブ書のテーマである富に対する批判を語っています。1節は富める者に降りかかる不幸に言及し、2−3節はこの世の終わりには富も衣服も金銀も朽ちて錆び付き、富から発生する錆が人間をも食い尽くしてしまうと警告しています。この警告の背後には古代世界の終末論が横たわっており、一見すると現代世界には説得力を持たないように思えますが、「お金はあの世にまでは持って行くことはできない」という格言と通底するものでもあり、現代世界にも十分通じる内容だと言えます。とは言っても、富やお金は大切ですし、お金がなければ大学で学ぶことも難しいのが現実です。しかし、富やお金には限界があり、富やお金に対する欲望が罪過を生じさせ、人間を腐敗させるのもまた現実です。どこに価値を置いて生きるのかが問われています。酪農学園大学で学ぶみなさんが、本当に大切なものがいったい何であるのかを自分自身で見出し、「本当に大切なものを追い求める」人生を歩んで行って欲しいと願っています。

 

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