2020年9月29日大学礼拝(リモート礼拝)のお知らせ

Date:2020.09.28

2020年度後学期第1回

大学礼拝(リモート礼拝)

聖書の言葉とメッセージの動画の配信

 

聖書とメッセージの動画の視聴にさいしては、以下のリンク(Google Drive)をクリックしてください。

https://drive.google.com/file/d/1jLzFSkpl3SMdrhOqHoGXnKQSVaUE0-UL/view?usp=sharing

 

聖書 ヤコブの手紙1章1−8節

奨励 「一意専心」小林昭博(宗教主任)

 

【本日の聖書】ヤコブの手紙1章1-8節

1神と主イエス・キリストの僕であるヤコブが、離散している十二部族の人たちに挨拶いたします。2わたしの兄弟たち、いろいろな試練に出会うときは、この上ない喜びと思いなさい。3信仰が試されることで忍耐が生じると、あなたがたは知っています。4あくまでも忍耐しなさい。そうすれば、完全で申し分なく、何一つ欠けたところのない人になります。5あなたがたの中で知恵の欠けている人がいれば、だれにでも惜しみなくとがめだてしないでお与えになる神に願いなさい。そうすれば、与えられます。6いささかも疑わず、信仰をもって願いなさい。疑う者は、風に吹かれて揺れ動く海の波に似ています。7そういう人は、主から何かいただけると思ってはなりません。8心が定まらず、生き方全体に安定を欠く人です。

 

【本日の奨励】「一意専心」

2020年度後学期の大学礼拝では、新約聖書のヤコブの手紙を順序立てて解説する講解説教の形式で聖書の言葉とメッセージをお届けします。ヤコブ1:1−8は、1節が手紙の挨拶、2−4節が試練を耐え忍ぶことの勧め、5−8節が知恵を求めることの勧めによって構成されています。1節の挨拶はこの手紙が全ての信者に向けて書かれたものであると記すことで、この手紙を受け取る人たちに心して読んで欲しいとの願いが込められています。2−4節は試練を自分の成長のためのものだと信じ、喜びをもって耐え忍ぶように勧めており、5−8節はユダヤ教の知恵文学の伝統に則って、真の叡智を得ることの大切さを説いています。しかし、このテクストが言わんとしているのは、試練と知恵というふたつの別々のことではなく、試練を耐え忍ぶ月年や知恵を得るまでの歳月においても、試練を乗り越えられることを信じ続け、知恵を与えられることを信じ続けることの大切さであり、それは「一意専心」の覚悟を持って生き続けることの大切さでもあるのです。

 

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